人手不足が深刻化する中、建設業界では、デジタル技術の導入によって労働条件の改善を図る動きが加速している。特に効果が大きい業務として注目されているのが、「工程表」に関する作業だ。従来、作業の延期や遅延が発生した場合、Excelで作成した工程表を手作業で修正する必要があり、膨大な時間と労力が要求されていた。しかし、専用ソフトの登場により、これらの作業にかかる時間の大幅な短縮が期待されている。
この専用ソフトは初期設定が不要なだけでなく、使い慣れたExcelに近いユーザーインタフェース(UI)を採用しており、すぐに使い始められるというハードルの低さが特徴となっている。日程をずらす場合や着工日を急きょ変更する際には、従来の方法では日程と実働日数を計算した上で後ろ倒しの調整を行う必要があったが、同ソフトでは変更日以降の日程を自動で反映し、実働日数のみをカウントしてリスケジュールすることが可能だ。
さらに、工事ごとの始点・終点や実働日数のリアルタイム表示、必要な部分だけを絞り込んで印刷する機能など、現場の利便性を高める多くの機能が備えられている。本資料では、同ソフトの特徴を紹介する。