金融企業におけるトレーディングアプリのUI開発、成功の要因とは？

　フィンテック企業のVolvenでは、暗号取引市場向けのトレーディングアプリケーションにおいて、長年変化のない画面デザインと動作仕様が維持されていたことから、アプリケーション全体の見た目と使いやすさの刷新を図る必要があると判断した。そこで同社は、高速なリアルタイム取引を可能とする低レイテンシのインフラに加え、デスクトップおよびモバイル環境に対応したクロスプラットフォーム開発フレームワークを導入した。

　さらに、ブラウザ上で動作する共同編集可能なデザインツールとの連携により、グラフィカルなユーザーインタフェース（UI）の構築を実現した他、リアルタイムでのデータ可視化機能により、開発効率とユーザー体験の向上を同時に達成した。複雑なバックエンド処理を解消するUIも構築可能となり、取引に使用するアルゴリズムを可能な限り簡素化したいというニーズにも応えることができた。

　特に、製品開発の初期段階から専門的なサポートを受けられた点は重要であり、このような支援は社内チームの迅速な立ち上げと市場投入までの期間の大幅な短縮に寄与した。本資料では、金融企業における開発期間短縮の事例として、同社の取り組みを詳しく紹介する。