コンテンツ情報
公開日 |
2025/07/31 |
フォーマット |
URL |
種類 |
製品レビュー |
ページ数・視聴時間 |
5分1秒 |
ファイルサイズ |
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要約
製造した部品の品質および設計仕様の確認は、CMM(座標測定機)や3次元測定機などによって検査される。その際には、測定のために部品をしっかりと固定する作業が必要となる。しかし、部品ごとに形状が異なるため、毎回これらの固定ツールを設定・調整し直さなければならないという課題がある。
現状では、汎用的な固定具は存在せず、部品のジオメトリの違いにより、セットアップや解体に多くの時間がかかってしまう。工具用の鋼を用いて特注の機械治具を作ることもできるが、コストが高く、リードタイムも長くなり、CNCマシンを専有してしまうといった別の課題も生じる。測定対象の部品が増加すると、これらの問題はさらに複雑化する。
本動画では、より柔軟かつ効率的な手法として、3Dプリンタを活用した治具の造形を紹介している。従来の機械加工による固定具に比べ、迅速かつ低コストで特注の機械治具を作ることができる。例えば、あるユーザーは従来の機械加工と比較してリードタイムを93%、コストを80%削減したという。動画では、CMM固定具の設計に関するデモを公開しているので、ぜひ参考にしてほしい。