ERPは日々の業務を実行するための基盤である一方、本質は意思決定の支援システムであり、データ活用によって経営指標の改善を図っていくものだ。そのため、ERP導入においては、目的・ゴールを明らかにした上で、業務やシステムの将来像、データのユースケースを定めることが重要となる。
ERP導入のよくある課題として、「要件定義の段階でデータ活用を含めたあるべき姿を描けない」「ERPが搭載する機能と実際の商慣習にギャップがある」「データ活用の視点が欠如していて経営や業務の改善に至らない」「ERP導入のスケジュール遅延によるコストの増加」が挙げられる。
本資料では、これらの課題を解決する方法として、ERPの導入プロセスにおける構想策定の重要性について解説する。また、導入時のスケジュールやコストの問題に対しては、アドオンやカスタマイズによる複雑化を回避し、Fit to Standardの考え方に基づいたERP導入を進めることのメリットを紹介している。ぜひ参考にしていただきたい。