データセンターやテレコムシステムで使われる電源設計は従来、48V/54Vの入力電圧からの降圧には、複雑かつ高価な絶縁型降圧コンバーターを使用していたが、最近では状況が変化し、効率と密度に優れる非絶縁型の降圧コンバーターに置き換わっている。
上流の48V/54Vの入力が、危険なAC電源から絶縁されていれば、バスコンバーターでの絶縁が不要だからだ。本資料で紹介するLTC7821は、ハイブリッド型コンバーター用のコントローラーICで、ピーク電流モードを備えており、データセンターやテレコムシステムの中間バスコンバーター用途に対して革新的で簡素化されたアプローチを提供できる。
入出力電位差が高い機器でも、スイッチングに伴う損失が低減され、従来の降圧コンバーターの2~3倍のスイッチング周波数で動作させても、効率は低下しない。大電流が必要なアプリケーションにも簡単にスケーリングすることが可能で、本来は大型化しやすい入出力電位差が高い機器でも、ソリューションサイズ縮小に貢献できる利点がある。加えて、全体的なコストも抑えられる、この画期的な降圧コンバーターについて本資料で詳しく紹介する。