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インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社

技術文書・技術解説

インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社

低RDS(on)特性と広い安全動作領域(SOA)を両立するパワーMOSFETの実力とは?

コンテンツ情報
公開日 2025/08/13 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 6ページ ファイルサイズ 764KB
要約
低RDS(on)特性と広い安全動作領域(SOA)を両立するパワーMOSFETの実力とは?
 従来のパワーMOSFETは、オン抵抗(RDS(on))と安全動作領域(SOA)がトレードオフの関係にあり、RDS(on)を追求すると安定性が損なわれ、回路設計に大きな制約が生じていた。本資料では、このトレードオフを克服したパワーMOSFETを紹介する。

 本MOSFETは、トレンチMOSFETが持つ低RDS(on)特性を備えつつ、プレーナーMOSFETに匹敵する広いSOAを実現している。突入電流および短絡シナリオに対する高い堅牢性、並列接続の容易さ、電流分配のばらつき抑制といった特長を備え、高信頼かつ大規模・高電流アプリケーションの設計を容易にする。最大ジャンクション温度は175℃であり、過酷な環境下でも動作可能だ。これらの特長により、バッテリーマネジメントシステム(BMS)やテレコム、サーバ、蓄電システムなど幅広いアプリケーションに対応する。

 本資料では、充電・放電・電流制御用MOSFETを備えた典型的なBMS回路における本MOSFETの役割を解説する。また、保護スイッチとしてのSOAおよびRDS(on)性能の比較も行っているので、ぜひ確認していただきたい。