ドイツ航空宇宙センターから派生したMynaricは、人工衛星や飛行機などにも利用できる、レーザー光通信端末の開発・製造を手掛ける。大手防衛関連企業との取引もある同社には、高品質な製品を大量生産しつつ、透明性と柔軟性を備え、さらに監査が容易なオペレーションが求められていた。
そこで同社は、MES(製造実行システム)を導入する。同MESは、製造にかかわるあらゆるデータを一元化し、オペレーションの効率化を実現。設計変更などによって変わるプロセスフローにも、柔軟に対応できる。同社では実際、この導入によって、従来1カ月程度かかっていた受注処理がわずか3日に短縮されたという。
また、業務プロセスが紙ベースからデジタルに変わったことで、人的ミスが大きく減少した。監査プロセスも簡素化され、ステークホルダーからの信頼も高まったという。本資料では他にも、「エンドツーエンドのトレーサビリティー強化」「不適合管理の強化による効率的な生産の促進」「倉庫管理の強化」といったメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしていただきたい。