製造業において、治具製作は欠かせない。今日では多品種少ロットの流れが急速に進行し、治具自体も種類や件数が増えてより高度で多様な仕様が求められるようになっている。この状況は「長納期」「高コスト」「仕様変更への硬直性」「在庫管理負荷」といった課題を生むこととなった。
これらの課題を解決するには、3Dプリンタの活用が有効だ。本資料では、治具製作における3Dプリンタ導入のメリットとして、「製作時間の短縮」「コスト削減」「より高度な治具の製作」「設計変更の迅速な対応」「保管場所の軽減」「管理体制の見直しができる」の6点を挙げている。
その上で、具体的な3Dプリンタとソフトウェアを紹介している。3Dプリンタは、FDMとPolyJetの方式を採用した2種類を用意。FDM方式は強度や耐久性に優れ、最大1m規模の大きな治具を造形可能だ。PolyJet方式は滑らかな表面形成や微細な表現を伴う治具を造形でき、用途に応じてさまざまな物性の材料を組み合わせることも可能。また、ソフトウェアは3D CAD不要で直観的に操作でき、治具設計時間を最大80%短縮できる。資料ではBMW AGなどの活用事例も紹介しているので、参考にしてほしい。