建設業界では、大半のプロジェクトが予算やスケジュールの大幅な超過に直面している。ある調査によれば、完成時のコストは当初の見積もりよりも約6割高くなっているという。この理由としては、「設計および範囲変更の管理ができていない」「リスクの特定と管理ができていない」「サプライヤーや請負業者のパフォーマンスを管理できていない」「チーム間のコミュニケーション不足」などが挙げられる。
建設会社の多くは、複雑に絡み合った社内ツールやサイロ化された市販ソフト、そしてExcelのスプレッドシートと“格闘”しながらプロジェクトを進めている。これでは今日の複雑な建設プロジェクトには対応できず、適切な意思決定も難しい。必要なのは、プロジェクトのライフサイクル全体を支える単一の環境だ。
そして、その環境を実現するのが「エンタープライズプロジェクトパフォーマンス」となる。エンタープライズプロジェクトパフォーマンスは、個別のプロジェクトを成功に導くだけでなく、プロジェクトポートフォリオを最適化し、企業の目標達成を支援する。本資料では、その仕組みやメリットなどについて詳しく解説する。