現場データを活用して自律的に判断・制御する、スマート・マニュファクチャリングや産業用オートメーションの進展により、産業システムにはこれまで以上に高速かつ大容量のデータ処理とリアルタイム性が求められるようになっている。
本稿は、産業用オートメーション分野において注目度が高まるPCIe(Peripheral Component Interconnect Express)を、過酷な産業環境で安全に、かつ安定して使用するための高速信号絶縁技術について解説する。PCIe Gen1を例に、シグナル・インテグリティを維持したまま絶縁を実現するための設計要件を整理し、データレーンから、REFCLK、制御信号、管理バスに至るまで、PCIeプロトコル全体を見据えた絶縁構成を、具体的なデバイス構成とともに示す。