製造業で3Dプリンタの活用が進む中、従来の光造形(SLA)方式では1つの出力を終えるのに一晩を要するケースが多く、造形速度が大きなネックとなっていた。また、試作には3Dプリンタ、本番には金型を用いる従来の製造フローは工程が分断され、時間とコストの負担が生じやすい。さらに、造形後の洗浄や硬化といった後工程の作業負荷も課題となっていた。
本資料では、これらの課題の解決に寄与する3Dプリンタを紹介する。MSLA方式を採用した本製品は、従来比で3.5~5倍の造形速度を実現し、多くの造形が2時間以内に完成するため、1日3~4回のサイクル稼働が可能となる。また、射出成形品に匹敵する表面品質と、誤差100μm以内の高い寸法精度を備え、ABSやPP(ポリプロピレン)相当の高機能樹脂にも対応するため、治具や最終部品のオンデマンド生産にも適用できる。
洗浄や二次硬化などの後工程も自動化・高速化され、専門知識がなくても短時間での操作習得が可能となる。必要な時にその場で出力する「デジタル在庫」への移行により、倉庫保管や金型維持管理のコストを削減し、サプライチェーンの最適化やBCP対策にも貢献する。