ハードウェアとアプリケーションソフトウェアの間に位置するオペレーティングシステム(OS)には、商用版や非商用版を含めてさまざまな種類のものが存在している。その核となるソフトウェア「カーネル」の実装方法で分類すると、「モノリシックカーネル」と「マイクロカーネル」の2つに大別することができる。
モノリシックカーネルは、OSとしての基本的な機能に加え、ネットワーキング、ファイルシステム、デバイスドライバなどのサービスを同一のアドレス空間で動作させるという設計思想が特徴だ。一方でマイクロカーネルは、必要最小限の機能のみでカーネルが構成されているため、特定のハードウェアやその専用コードへの依存度が低く、ハードウェア構成が変更になってもカーネルそのものの再構成は不要だ。
本資料では、安全性とセキュリティ性が重視される組み込みシステム向けのOSとして、マイクロカーネルが適している理由を、モノリシックカーネルとの比較を通じて解説している。さらにマイクロカーネルの基本やメリット、マイクロカーネルアーキテクチャを採用した商用RTOS製品の特徴についても紹介しているので、参考にしてほしい。