屋外や宇宙空間といった過酷な環境で使われる光学デバイスは、画質への要求が高度化している。しかし、その中核部品であるレンズは周囲の温度や圧力の影響を受けやすく、従来の設計開発プロセスでは十分な性能を確保することが難しい場合がある。
例えば、産業用レンズでは高温や低温環境、屋外監視用レンズでは大幅な温度変化、宇宙や水中環境向けレンズでは温度と圧力の両方の変化への適応が求められる。しかし従来は、これらの環境要因を十分に考慮せずに設計を進めるケースが多く、試作段階で問題が判明して手戻りが生じ、製品化の遅延やコストの増大を招いていた。
本資料では、光学デバイスやイメージングレンズの開発で直面する課題を整理し、さまざまな環境下でも安定した画質を実現するためには、設計段階における環境要因の考慮が重要であることを解説している。併せて、多様な条件下での解析や設計最適化を可能にし、非熱化(アサーマル)設計を支援するソリューションを紹介しているので、開発の参考にしてほしい。