製造現場や航空宇宙、ヘルスケア機器、インフラといった領域では、機器や設備の状態を継続的に捉え、異常の兆候や保守の必要性を把握するために、状態監視システムが活用されている。こうしたシステムで複数のセンサーを用いる場合、チャンネル間の絶縁と同期を両立し、位相のずれを抑える必要がある。
本稿では、同時サンプリングと位相マッチングの観点から、センサー側とDAQ側の絶縁方法を比較する。また、抵抗の許容誤差を0.1%未満、温度係数を1ppm/℃未満に抑えるアナログデバイセズのiPassives技術と、ADC、入力アンプ、フィルターなどのシグナルチェーンをSiP(System in Package)として統合するµModule技術を活用し、チャンネル間の位相のずれを抑えながら同期を実現するDAQの構成方法を解説する。