開発プロセス改善手法を解説！いまさら聞けないモデルベース開発

現在、電子機器などの製品の根幹を成す組み込みシステム開発の現場では、その設計・開発プロジェクトの大規模化、複雑化により開発自体が困難になっているにもかかわらず、低コスト、短期間で開発しなければならないという課題に直面している。

こうした“組み込みシステム開発におけるプロセスの革新”が最も切実なテーマとなっている製造業において、「モデルベース開発」は、航空宇宙分野や自動車分野の開発現場で採用され、一定の効果が出ているという報告もあり、開発プロセスを改善するための手法の1つとして注目されている。

例えば、従来の開発手法の問題として指摘されていた「紙の仕様書で不足する情報」を補完するために、このモデルベース開発では「仕様を明確化する」「開発プロセス全体のコミュニケーションを改善する」「開発の上流工程を重視する」といった特徴がある。

本ブックレットでは、こうしたモデルベース開発の普及する背景や定義を改めて解説するとともに、そのメリットや、適用する際に気をつけるべきポイントについて紹介する。