Thumb-2 技術

Thumb-2技術は、ARMアーキテクチャの新しい命令セットであり、多用な組込みアプリケーションにおいてコード密度の向上による高性能、低消費電力を実現する。Thumb-2技術は、ARMマイクロプロセッサ・コアで革新的な高コード密度を実現するThumb-2命令セットの成功を踏まえ、低コストで高性能なシステムの開発を手がける開発者に、さらに優れたARMマイクロプロセッサ・コアを提供する。
性能に最適化したThumb-2技術は、従来のARM命令セットに比べメモリの使用量を31%節約することによってシステム・コストを下げるとともに、既存のThumbコードより38%高い性能を提供する。これにより、バッテリ寿命を延長したり、製品の機能の充実を図ることが可能である。
Thumb-2技術は、ARM1156T2(F)-SプロセッサおよびARMv7アーキテクチャをベースとしたすべてのプロセッサに搭載されている。