業界特化型 技術・製品情報サイト
  • MONOist
  • EE Times Japan
  • EDN Japan
  • スマートジャパン
  • BUILT

QNX ソフトウエア システムズ株式会社

技術文書・技術解説

QNX ソフトウエア システムズ株式会社

ソフトウエアベースのアクティブ ノイズ制御:利点と可能性

自動車の燃費向上のための軽量化技術が進化する一方、副作用として車内のノイズレベルの悪化という新しい問題が発生する。この問題に対応する音響技術、「アクティブノイズ制御(ANC)」をソフトウエアベースで実装した場合の利点とは?

コンテンツ情報
公開日 2014/05/14 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 5ページ ファイルサイズ 329KB
要約
 可変シリンダーシステムなど、自動車の燃費向上のための技術の副作用として発生する自動車内のノイズを抑制するために、メーカー各社はアクティブノイズ制御(ANC)と呼ばれる技術の導入をはじめている。しかし、多くのANCシステムは専用ハードウエアを必要とし、設計が複雑になりコストも増大する。

 自動車の品質に対する消費者の感じ方は、自動車内で体験する音質に左右されるため、ハンズフリー通話や音楽再生の音質が良いこと、エンジンノイズや路面ノイズがなるべくないことが重要となる。新しいANC技術はユーザー エクスペリエンスを向上させるが、普及するかどうかは、既存の音響システムへの統合がどれだけ容易にできるかと、実装コストにかかってくる。
本稿では、優れたパフォーマンスを提供しながら、自動車に搭載されている既存のインフォテイメントまたはオーディオシステムに統合できるソフトウエア ベースのANCについて解説する。