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QNX ソフトウエア システムズ株式会社

技術文書・技術解説

QNX ソフトウエア システムズ株式会社

安全性重視のシステムにおける IEC 61508認証済みリアルタイムOSカーネルの使用

ソフトウエアの複雑度が増す中、機能安全性に対する意識も高まっている。高いレベルの機能安全性が求められるシステムを構築する際に、理想的なシステム基盤となるIEC 61508 SIL3認証取得済みのリアルタイムOSカーネルの特徴について解説する。

コンテンツ情報
公開日 2014/05/14 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 8ページ ファイルサイズ 557KB
要約
 IEC61508は、ソフトウエア開発のライフサイクルおよび、ソフトウエアで使用されるプログラミングと設計テクニックに対処し、開発されるソフトウエアのアベイラビリティに数値的な要件を規定する。製品のSIL3認可取得は、こうした要件のすべてに準拠することを表している。

 IEC61508規格、特にSIL3は、ソフトウエアに多くを要求する。リアルタイム カーネルのように、複雑なソフトウエアに課される要求は非常に厳しいものであり、基盤となるアーキテクチャそのものが、コンプライアンスを満たしているカーネルによってのみ対応が可能となる。コンプライアンスとは、後からつけたしで実装できるものではないからだ。
QNX Neutrino RTOSセーフカーネルの基盤となるマイクロカーネル アーキテクチャは、IEC61508 SIL3認証を取得している。これに伴うツールセットは、機能安全が不可欠なすべてのアプリケーションにおいて適切なコンポーネントとなる。
本稿では、QNXのセーフカーネルの特徴を紹介し、ツールセットやサポートなど、機能安全アプリケーション開発で重要となる要素についても説明する。