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ラティスセミコンダクター

技術文書・技術解説

ラティスセミコンダクター

FPGAによるMIPIインターフェースブリッジの紹介―IoT/ADASなどにおけるインターフェースミスマッチを解消

デバイス開発に際してインタフェースの互換性は頭の痛い問題だ。カメラやディスプレイで用いられる主要プロトコルに対応した、ラティスセミコンダクターのMIPI D-PHYブリッジIC「CrossLink」はそうした問題の多くを解決してくれる。

コンテンツ情報
公開日 2017/03/31 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 8ページ ファイルサイズ 828KB
要約
FPGAによるMIPIインターフェースブリッジの紹介―IoT/ADASなどにおけるインターフェースミスマッチを解消
 ADASやIoTデバイスの開発に際し、問題点の1つとして指摘されるのがインタフェースの互換性だ。特にイメージセンサーやディスプレイのデータ転送にはMIPI規格のインタフェースが広く用いられているが、Sub-LVDSやSPIなどを採用しMIPIと互換性のないデバイスも存在しており、最新のアプリケーションプロセッサと実績あるセンサー類を接続できないという事態も起こり得る。

 このように、実績あるセンサーやディスプレイと最新のアプリケーションプロセッサがインタフェースに起因する問題で接続できない場合、その解決策となるのがMIPI D-PHYブリッジデバイスである。

 ラティスセミコンダクターの「CrossLink」は、12Gbpsの帯域幅によって4K UHD解像度に対応するだけではなく「MIPI DSIからOpenLDI/LVDS」「Parallel CMOSからMIPI CSI-2」など、イメージセンサーとディスプレイの接続に関する高い柔軟性も提供するMIPI D-PHYブリッジデバイスだ。

 この柔軟性はFPGAとASSPの特長を併せ持つ「プログラマブルASSP(pASSP)」と呼ばれる構成に起因しており、ビデオストリームの入出力制御だけではなく、「I2Cスレーブからマスターへ」「GPIO操作のためのI2Cレジスタマップ作成」などビデオストリーム変換以外のコントロールも可能となっている。

 本資料では“FPGAとASSPのいいとこ取り”であるラティスセミコンダクターのMIPI D-PHYブリッジIC「CrossLink」の概略を紹介するとともに、2017年2月に提供開始された5つの新しいアプリケーションについて説明する。