凸凹や穴など、形状にアンダーカットがあると、2方向抜き金型では成形ができない。アンダーカットを形成するための金型部品が必要で、射出成形のプロセスではこの金型部品の取り外しが必要になる。金型部品としてはスライドと置き駒があり、成形の手法としては無理抜きがある。
製品設計に携わる方のための当資料では、アンダーカットのある形状を設計するにあたってのポイントを図版を用いて分かりやすく解説している。アンダーカットの成形にはスライドが用いられることが多いので、金型部品であるスライドを意識したパーツの設計について実践的なテクニックも解説している。製造コスト高の要因となるスライドを避ける方法として、テーパ合わせ面を意識したパーツの設計手法があるが、この方法についても分かりやすく解説している。
【網羅している項目概要】
・スライドによる成形
・テーパ合わせ面による成形
・置き駒
・無理抜き など
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