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シーメンスEDAジャパン株式会社

技術文書・技術解説

シーメンスEDAジャパン株式会社

プリント基板設計の電気的サインオフに欠かせない8つのチェックとは?

電気的DRC(デザインルールチェック)を自動化すると、プリント基板(PCB)設計検証をより速く、より高いコスト効率で実施できるようになる。使用中のPCB設計ツールや経験年数を問わずあてはまる8つのチェック項目とは何かを解説する。

コンテンツ情報
公開日 2019/03/01 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 11ページ ファイルサイズ 2.39MB
要約
設計されたばかりのPCBデザインには、何かしらの電気的性能の不具合が潜んでいる。設計は複雑を極め、クロックスピードも極限に達しているため、手作業でのチェックは非常に困難だ。しかし、PCBのESO(電気的サインオフ)を避けて通ることはできない。大きなエラーであれば発見もたやすいが、設計問題の主原因であるSI(シグナルインテグリティ)やPI(パワーインテグリティ)、電磁界インテグリティ(EMI/EMC)関連のエラーは発見が難しく、専門知識や技術が必要となる。手動による電気的DRCは時間を浪費しミスも多発する。

またコンプライアンスの観点から考えると、EMIやEMCのガイドラインを満たしつつ、IEC、EN、ULなどの安全基準規格を守らなくてはならない。ICチップベンダからは、最終製品のコンポーネント性能を保証するために、具体的なPCBレイアウトのガイドラインやデータシート、さらにはリファレンス設計の詳細な配置/スタックアップ情報が送られてくるのに加え、PCIExpress、USB、HDMI、DDRといった多種多様な標準バスも存在する。山盛りの作業を支援し、誰もが使える「ESOに必須な8つの電気設計チェック」について解説する。