創業150年の歴史を持つ造船メーカーの神例造船。同社では、約160人の協力会社作業員の出退勤管理を効率化するため、勤怠管理システムと静脈認証を導入し、運用を行ってきた。しかし勤怠管理システムによって事務作業が効率化された一方で、静脈認証に関する課題が顕在化したという。
その課題とは、特に冬場の朝方、寒さの影響で血管が収縮して静脈が読み取りにくくなり、約25%の作業員で認証エラーが発生し、打刻機の前に待ち行列が発生していた。また、認証に失敗した作業員の出退勤情報は勤怠管理システムに手入力していたため、管理部門は月間10時間もの事務作業を強いられていた。そこで同社が注目したのが、気温などの変化に左右されないインテル(R) Xeon(R) プロセッサー搭載「NeoFace顔認証システム導入セット」だった。
テスト運用段階では周辺環境の影響を受けて認証しにくいなどの課題もあったが、本番運用開始後は1人当たり約1秒で認証が行え、100人以上の作業員の出退勤打刻が、長くても5分程度で済むようになったという。同社が取り入れた顔認証システムの詳細を本資料で確認していこう。