コンテンツ情報
公開日 |
2021/12/13 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
4ページ |
ファイルサイズ |
3.42MB
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要約
1948年に設立された精密機器開発メーカーであるイシダは、食品生産ライン向けの製品で高いシェアを誇り、食の安全に貢献する企業だ。その代表的な製品の1つである「X線検査装置」は画像処理技術を用いて食品に混入した異物を検出するものだが、異物によってはうまく検出されないという問題を抱えていた。
そこで同社は、顧客からより高精度な検出を可能にする製品が待望されていたこともあり、AIを用いた検出技術の開発を決断する。デスクトップPC向けのGPUを導入し、約1年後には成果を上げられたものの、ディープラーニングの学習に時間がかかり、開発スピードの向上が課題となっていた。
本コンテンツでは、異物検出精度の向上を目指し、いち早くAIの開発に着手した同社の取り組みを紹介する。導入されたAI特化型のワークステーションは高性能GPUを4つ搭載しており、1トライの速度が2倍程度までアップするなど、従来と比べて最大約5倍の速度での開発を実現。これは、総菜を画像認識して量り売りの価格を算出する「AI連動はかり」の開発にも役立っているという。