製造業の研究開発部門では今、その成果をいかに事業化し、ビジネスへの貢献を果たすかが喫緊の課題となっている。その実現のためには、従来の技術の高度化や顧客ニーズへの対応を主眼とした研究開発テーマの在り方を転換し、事業化と製品化を第1の目的としたテーマの創出・設定に舵を切ることが重要だ。
新事業、新製品の起点となる研究開発テーマを設定するためには、まず自社の要素技術や有望技術が、ビジネスや社会にどのように貢献できるのか、可能性を探る必要がある。さらに、既存マーケット以外での用途開発に向けたアイデアも創出し、新規市場の開拓も見据えなければならない。これらの取り組みの原資となるのは国内外の膨大なオープンデータだ。
ただ、研究開発テーマを絞り込む上で考慮すべき情報は増え続けており、人力での情報収集には限界がある。代わって効率的な手段と目されるのがAI活用だ。AIによるリサーチDXが、継続的なアイデア創造をどのようにサポートできるのか。本資料では、研究開発テーマを創出するポイントとともに、詳しく紹介していく。