製品資料
京セラ株式会社
広い可動範囲や16Gbpsの高速伝送など、進化するフローティングコネクタ最前線
コンテンツ情報
公開日 |
2022/09/08 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
製品資料 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
3.12MB
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要約
電子機器の小型化、高機能化に伴い、複数の基板を組み合わせた電子回路が増えている。その設計で大きなポイントとなるのが、基板間の信号伝達を担うコネクタだ。特に自動車や産業機械などは振動や温度などシビアな環境で使われることが多く、外的要因による応力が集中することでコネクタ本体や接合部にクラックが生じるといったトラブルが懸念される。
こうした局面で役立つのが、嵌合(かんごう)部が可動するフローティングコネクタだ。分離させた樹脂モールドの一部を、バネ性を有した金属導体でつなぎ、電気的導通に加え可動性を担保。この可動範囲内で嵌合位置のずれなどを吸収する。
構造上、高インピーダンスとなって高速データ転送が困難になる課題もあるが、近年ではこれを打開する製品が登場している。0.5mmピッチでフローティング量±0.85mmという広い可動範囲を確保しつつ、16Gbpsの高速伝送を実現し、「PCIe Gen4」や「USB3.1 Gen2」にも対応可能となっている。本資料では同製品を含むフローティングコネクタの最新動向を紹介する。