さまざまな分野で導入の進むAI。製造業においてもその動きが加速している。中でも、高い稼働率が求められる現場や、不良品によるビジネスインパクトの大きい現場での導入が進み、異常検知や故障予兆の検知、不良品検出や不具合要因の分析など、多くの場面で活用されている。
例えば、JFEエンジニアリングでは、プラントの異常予兆検知でAIを活用。過去におきた異常データを用いてPoCを実施した結果、3日前に異常の予兆を検知できることを確認したという。さらに、要因分析によって示された予兆検知の理由が実際の運転知識と一致したことから、その正確性を高く評価し、今では複数のプラントでAIを導入している。
また、ある自動車部品メーカーでは、ロボットの動作を動画で撮影することで、静止画では難しい、前後関係や時間変化を加味した異常動作検知を実現している。この技術は組み立て手順不正や外観検査などにも応用ができ、人力での作業ストレスを低減させたり生産性向上にも貢献ができる。本資料では、製造業におけるAI活用の効果を、9つのユースケースを通して紹介する。AIを積極的に導入すべき理由が確認できるはずだ。