測量は、土地管理や、インフラ開発/メンテナンス、建物の建設などにおいて欠かせない要素だ。これを必要とする複雑なプロジェクトは増加傾向にあるが、一方で熟練作業者は不足しており、プロセス全体を自動化して高速かつ頻繁にデータを取得する方法が求められるようになっている。
こうしたニーズに対し、トータルステーションはセンサーやソフトウェアを進化させることで応えてきた。しかし受光するプリズム側の進化がなかったため、ワークフローの一部をどうしても手作業で行わねばならず、非効率かつ不正確な測量の原因となっていた。
この課題を解決するために登場したのが、信頼性の高いセンサーを搭載した測量用・建設用ポールだ。本資料ではいかに同ポールがトータルステーションを使用した測量ワークフローを改善するかについて、 IMU(慣性計測装置)に基づく「傾き補正」や、「ポールハイト」(ポール高の自動読み取り)、「ターゲットID」(ターゲット識別機能)といった3つの独自機能を中心に解説する。