DXの取り組みが加速する中、建設業では業務効率化の手段としてBIM/CIMやi-Construction、機材のIoT化による遠隔操作など、多様な取り組みが模索されてきたが、多くは現場の生産性向上を目的としたものだった。近年、新たに注目されつつあるのが、バックオフィス側も効率化するDXだ。
現在でも多くの企業において紙やワークシートなどで管理されている部分に、CRMの仕組みを応用したデータ管理や共有を行うという。定番CRMプラットフォームの「Salesforce」に、工事原価管理ツールを組み合わせることでデータ一元化、一気通貫した情報管理を実現する。各部署に散在する情報を顧客や物件にひも付けて整理・共有できるため、他部署や類似案件などの関連情報を効率的に活用可能だ。モバイル端末にも対応しているため、出先でも必要な情報を即座に入手できるようになる。
この他にも顧客がアクセス可能なポータルサイトの設置や、分析機能を生かしたマネジメント層向けのダッシュボードなど、社内全体の情報を可視化できるメリットも持つ。建設業の全部門がどうつながるのか、本資料で詳しく見ていこう。