カナダのアフターマーケットメーカーであるSoucy。同社のモータースポーツ部門では、製品の半数を中国で生産するようになってから、市場投入までのリードタイムが目に見えて長期化したという。同社における顧客への見積もり提示にかかる時間は9~10日であり、業界平均の約7日と比べて長過ぎる状況だったのだ。
このままでは、製品販売の勢いが失速するだけでなく、顧客のスケジュールに悪影響を与え、信頼を失いかねない。そこで同社は、開発と価格決定サイクルを短縮すべく、ある製品原価管理ソフトウェアを導入。選定に当たっては、CADファイルを読み込めること、全製造プロセスに対応し精度が高いこと、トップメーカーの導入実績があることを要件とした。
これにより同社は、「イノベーションを起こすための時と場所」を獲得するとともに、会社全体で「コスト文化」を醸成。また見積もりリードタイムを2.5日に短縮した他、作業時間を3150時間削減し、設計改善やさらなる品質向上を実現したという。本資料では、同ソフトウェアの導入効果をさらに詳しく紹介する。