製造業の約4割が3Dプリンタを活用、導入障壁のトップは「コスト」に

　TechFactoryが実施した「製造業における3Dプリンタの利用に関する調査」（調査期間：2023年9～10月）では、製造業に従事する会員／読者を対象に、業務における3Dプリンタの利活用状況などについて調査を行った。

　職場環境における3Dプリンタの導入状況を聞いた項目では、37.8％のユーザーが「導入している」と回答。設置台数については「1～5台」が最多で、81.9％を占めている。用途では「形状・デザイン試作」（44.4％）がトップで、「治具／補助工具製造」（18.8％）、「研究開発」（13.8％）と続いた。

　調査ではこの他、導入している3Dプリンタの方式・種類や具体的な運用の状況、そのなかで感じる課題や今後への期待などについてもヒヤリングを実施。製造業における3Dプリンタの利用について、概況を知ることができる資料となっている。