新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、自動車業界をはじめとするあらゆるサプライチェーンを混乱に陥れた。実際に自動車業界では、半導体チップの不足も相まって、業界全体で1130万台以上もの車両生産の一時停止、約2100億ドルの減収という危機的状況に見舞われた。
今は一時の混乱状態からは回復傾向にあるものの、市場環境はかつてないほど流動化しており、自動車業界のビジネススピードも加速し続けている。こうした状況において、自動車メーカーやそのサプライチェーンがめまぐるしい変化に対応し、市場におけるプレゼンスを確保するには、サプライチェーン全体でより高いアジリティを身に付ける必要がある。
その方法は大きく分けて10項目に集約できる。本資料は、自動車業界のメーカーおよびサプライチェーンが全体で取り組むべき10の方法を紹介している。サプライチェーンも含めたコラボレーションの進化、AIによる部品在庫の適正化、エンドツーエンドの最新ERPシステム導入など、活路を見いだすならデジタル活用がポイントになるという。いまだ混乱状態からの回復過程にあるメーカーには大いに参考になるはずだ。