三菱重工グループの技術と知見を共有し、幅広い舶用関連製品を提供する「三菱重工マリンマシナリ」では、新しい技術を積極的に取り入れ“ものづくりDX”を推進している。その一環として注力しているのが、現場の改善活動だ。
同社では10年前、過給機の製造工程にタブレットを導入し、紙で行っていた作業完了チェック(消込)のペーパーレス化を実現。しかし、消込の度に作業を止める必要があり、手工具や手袋を外してタブレットに入力する必要があるなど、その非効率さに改善の余地を感じていたという。また、複数工程の消込をまとめて行うケースが散見され、漏れやミスのリスクがあったことから、新たに音声で消込や作業指示を行える製品を導入した。
その結果、手入力の作業が不要になり生産性が大きく向上した他、漏れやミスによる品質低下のリスク回避につながったという。本資料では、同社の取り組みとそれを支える製品について詳しく見ていく。ものづくりDXを加速させる好事例として、ぜひ参考にしてほしい。