未来のソフトウェア定義型自動車(SDV)の開発を目指し、2021年9月に設立されたSOAFEE SIG。8社でスタートした同コミュニティーだが、今ではデバイスメーカーや研究機関を含めて100社以上が参加しており、基本的な技術基盤作りに取り組んでいる。
同コミュニティーは以前、技術運営委員会(TSC)のビジョンや、SDVの実用化に向けた複雑な問題の解決策を解説したホワイトペーパーを発表している。そこから1年が経過する中で得られた具体的な成果としてはまず、ベースとなる「SOAFEEアーキテクチャ仕様 v1.0」を発表したことが挙げられる。これは、既存のクラウドネイティブソリューションの安全性や、リアルタイムサービスの運用について検討する第一歩となる、非常に重要なものだ。
他にも、アーキテクチャ実装を検証するテストスイートの開発や、オートウェア自動運転(AD)の導入を容易にする仕組みへの着手といったように、着実な前進を遂げている。本資料では、同コミュニティーの取り組みを詳しく解説しているので、参考にしてほしい。