電子システムに採用されるメモリの規格として主流になりつつあるDDR4。このDDR4の最大の特長は、大容量データを高速かつ効率的に処理できる点にあり、処理速度のさらなる向上を求めるユーザーニーズにマッチするものといえる。その一方で、DDR4向けのプリント基板設計においては、その性能を最大限引き出すことに苦労しているという声も多い。
いくらDDR4自体の性能が高くても、基板のシグナルインテグリティが低ければ当然、十分な性能を発揮できない。また、DDR4を高速動作させるには電源供給も安定させなければならず、配線やプリントレイアウトの最適化設計も必須となる。高速動作には発熱も伴うため、プリント基板レベルでの熱設計も適正化しなければならない。
本資料では、DDR4向けのプリント基板設計における電源供給ネットワークの開発およびテストプロセスにフォーカスし、高精度なシミュレーションによってプロセスを合理化するソリューションを紹介している。このソリューションによるシミュレーションと、実測値の比較も掲載されているので、参考にしてほしい。