紙書類を用いた業務は、情報共有や再利用の問題、印刷や保管のコスト、紛失による情報漏えいリスクといった課題があると指摘されてきた。こうした中、多くの企業がペーパーレス化に取り組んでいるが、店舗や工場、倉庫といった現場では紙文化が根強く残り、システムへの転記作業の負担や、状況把握の遅れの原因となっている。
そこで注目したいのが、スマートフォンで利用できるモバイルアプリの活用だ。最近ではプログラミング知識のない現場担当者でも簡単にモバイルアプリが作成できるノーコードツールを導入する企業が増えている。例えば産業廃棄物の中間処理を行っている興徳クリーナーでは、工場の日常点検報告をアプリ化し、年間400時間の業務を削減した他、ISO認証や行政の許認可に必要な現場データ収集も効率化した。
本資料には同社の他、配送伝票のアプリ化により年間56000時間の業務削減に成功したナックなど、計12社の事例が掲載されている。導入背景や課題に加え、どのようなモバイルアプリを作成/活用して効果を上げたのか、担当者の声を交えて紹介しているので、参考にしてほしい。