企業存続のカギを握るDX。その実現に向け、さまざまな取り組みが推進されている。しかし店舗や工場、倉庫などの「現場」に目を向けると、アナログ業務が多く残り、DXの第一歩を踏み出せていないケースも見られる。
その理由の1つが、現場では立ち仕事や移動が多く、デスクワーク向けのシステムなどと環境が大きく異なる点だ。そのため、手軽に携行できるスマートフォンを利用した業務アプリの活用が最適だ。しかし、臨海部や山間部、高層ビルの上層階などWi-Fiやモバイル通信の電波が届きづらい現場も多い。そこで採用が増え始めた手段が、オフライン環境にも対応したモバイルアプリだ。インターネット環境に左右されず、その場で工場の日常点検報告や紙の配送伝票などの業務を完結できるとあって、実際に成果につなげる事例も増えてきた。
本資料では、現場DXを阻む課題とその解決策を解説するとともに、オフライン環境にも対応したモバイルアプリを作成・活用し、現場DXを推進する7社の取り組みを紹介する。どのようなアプリを作成し業務効率化を実現したのか、現場担当者の声から自社の取り組みに生かせるヒントを得てほしい。