従業員のスキルやそのレベルを記載して一覧表にまとめたものを「スキルマップ」という。組織単位での人材育成や従業員のモチベーション向上を目的として、多くの企業がスキルマップを作成している。しかし、運用が回らず形骸化しているケースは少なくない。
それでは、スキルマップはどのように作成・運用するとよいのだろうか。まず実践したいのが、スキル体系の整備だ。組織や職種によって定める項目は異なるが、アウトプット単位や手法単位などの切り口で、かつ管理しやすい3~4階層で整理することが望ましい。またスキルの粒度に関しては、粗すぎると教育につながらず細かすぎると運用が回らなくなってしまうため、実際の作業手順と懸け離れないようバランスを取って粒度を決定することが大切だ。
本資料では、スキルマップの作成方法についてさらに詳しく見ていく。スキルマップは継続的に運用することで本来の目的を達成できるものなので、本資料を参考に作成・運用の手順を見直し、効果的な活用につなげてほしい。