研究開発(R&D)部門にとって、ビジネスの貢献につながるアイデアの創出・企画化は極めて重要な業務だ。しかし近年は、技術から発想する「シーズアウト型」や事業領域から発想する「マーケットイン型」といったアイデア創出アプローチだけでは、競争力を持った新製品を生み出すことが難しくなっている。
その理由として、「顧客価値」の視点の欠如が挙げられる。従来のアプローチでは製品のスペックを重視する結果になりがちだったが、顧客にとってそれはさまざまな価値の1つでしかなく、そうして開発された製品では大きなニーズを取りこぼすことも多くなる。
顧客価値視点でアイデアの可能性を引き出すには、「提供できる価値の整理」「顧客価値の抽出」「顧客価値とアイデアの検証」という3つのポイントを押さえる必要がある。本資料ではそれぞれを詳しく解説するとともに、顧客理解を深める上で欠かせない情報収集を、AIを活用したリサーチツールで効率化する手法も紹介する。アイデアの創出・企画化にぜひ役立ててほしい。