ある調査によると、戦略的イニシアチブで、期待される成果の70%以上を達成できたと答えた回答者は30%にとどまり、42%がプロジェクトの半分以上で成果を達成できていない状態にあると回答した。成功できない主な原因には、非現実的な目標や目的、誤った投資、不適切な成功基準などが挙げられ、多くの場合で計画の問題が指摘されている。
こうした背景から注目されているのが、戦略的ポートフォリオ管理(SPM)だ。SPMとは、優先順位と目標の初期設定、投資の選定、業務の実行、ビジネス成果の測定などを結び付けることにより、目標が達成されたことを検証するものだ。SPMを成功させるためには、適切な情報に基づく計画策定を行い、全従業員がコミットできる明確で分かりやすい優先順位設定、目標、投資を生成する必要があるが、ここで重要になるのが適切なツールを活用しているかどうかということだ。
本資料では、戦略的イニシアチブに失敗する組織が多い理由を述べた上で、SPMがもたらす変革について解説する。さらに、この取り組みに役立つツールも紹介しているので、参考にしていただきたい。