多くの業界でDXが進められているが、不動産業界も例外ではない。ある調査によれば、不動産DXによって解決が期待される課題は「少子高齢化に伴う人手不足・人材不足」が38%、「建物の老朽化や空き家問題」が31%、「属人化した業務の技術・技能の承継、担い手の育成」が25%に上った。しかし、実際に取り組んで「具体的な成果を感じた」という組織は31%止まりだった。
その要因としては、全社的なDX推進の体制が整備されていない点が挙げられる。今後増加が見込まれる老朽化した不動産物件の効率的な管理や、次世代の担い手の育成を進める上でも、DXの推進は不可欠といえる。そんな不動産DXにおいては「AIチャットによる問い合わせ対応」「契約書面・取扱説明書・保証書などの電子化によるペーパーレス化」などのニーズが高く、生成AIといったテクノロジーの活用にも期待が寄せられているという。
本資料は不動産管理の実務者を対象にした調査の結果を基にしたレポートだ。不動産業務を取り巻く課題や、不動産DXが進まない理由などが確認できるので、人材不足や業務効率化といった課題の解決に役立てほしい。