少品種の個別受注型や中量産型の製造業において、製品の仕様・構成確定(Configure)、価格決定(Price)、見積作成(Quote)の業務が複雑化し、人手不足と相まって課題となっているケースが多い。
ある工作機械メーカーでは、仕様が複雑で特注が多い中、営業が顧客からの問い合わせに即答できず、回答に時間を費やすことが多かった。また、標準から少しでも外れた仕様は全て特注で依頼されるため、設計者に負荷がかかる上、似ている特注でもノウハウが共有されていないことからその都度設計するなど、非効率的な作業を強いられていた。そこで同社では、あるCPQツールを導入し、仕様・構成や見積回答の時間を大幅削減。特注の設計に関しても同ツールの活用で工数を大きく減らすことに成功した。CRMとも連携し、顧客情報と仕様情報を全社共有してさらなる付加価値向上も実現している。
本資料では同社の他、空調機器メーカー、制御・計測機器メーカーのCPQ導入事例を紹介する。CPQに関する課題解決や社内コミュニケーション最適化、提供価値向上のヒントを探れるはずだ。