製造業の研究開発部門では、加速する技術革新や環境問題に対応しつつ、市場動向や顧客ニーズにマッチした成果を挙げることが必要とされている。そのため、研究員には、研究領域の専門スキルだけでなく、「デジタル技術の理解」「マーケティングセンス」「戦略立案」などの幅広い能力が求められつつある。
また、近年では物事の本質を見抜き多面的な視点で解決策を見いだす「コンセプチュアルスキル」の重要性も増している。従来は、マネジメント層に必要なスキルとされていたが、昨今は全てのメンバーに求められる傾向がある。しかし、個人でのスキルアップには限界があるため、組織全体で情報のインプットとアウトプットの循環を促進し、研究員一人一人のスキルを高めることが肝要だ。
そこで注目したいのが、AIを活用した情報活用プラットフォームだ。日本語、英語、中国語の国内外約3万5000サイト、特許・論文、官公庁の報告書、連携させた社内ドキュメントなどに一括でアクセスでき、AIがユーザーの興味関心を学習し、最適な情報を自動配信する。集めた情報をチーム内で共有・蓄積することも可能だ。本資料では、同プラットフォームの特徴を紹介する。