新卒の採用活動において、自社が求める人材からの応募が少ない、内定辞退が多いといった課題を抱えている企業は少なくない。特に理系人材の採用においては、理系学生の減少や就職希望先の多様化などを背景に多くの企業が苦戦している。効果的な採用活動を進めていくためにも、まずは学生の動向を把握し、自社の取り組みに反映させていくことが必要だ。
また、理系学生の中でも化学系大学院生は、早めに就職活動を始める傾向にある。ある調査によると、化学系大学院生の多くが、修士1年の6月までに就職活動を始めているという。また、「他専攻の学生と比べて多くのインターンシップに参加している」「内定承諾先を決定する上で企業理念や働く人達の雰囲気、専門性を重視する傾向がある」という実態も見えてきた。
このような特徴をもとにスケジュールやインターンシップ設計を作りこんでいくことで、母集団形成や内定承諾率アップにつなげられる。本資料では、化学系大学院生の就活動向を解説するとともに、そこから見えてきた化学系大学院生をひきつけるために実践したい3つのアプローチを紹介する。