理系の修士を中心に就職活動の早期化が進んでいる。約75%の学生が6月までに活動を開始するといわれる中、ナビサイトのオープン時期に合わせて4月開始が増加している。一方で、採用HPや就職情報サイトの掲載内容からは実際の仕事内容や働くイメージが想像できないと考える学生が約60%に及び、企業側には早期からの情報露出が求められている。
インターンシップにおいては、1人当たりの平均参加数は約5社で、特に夏の参加率が高い。日程では「半日、1日」の参加率が約86%で、複数社参加の傾向が強い。学生の引き付けには、サマーインターンを「職場体験型(5日以上)」と「就業疑似体験型(1~3日)」の組み合わせで行うことが効果的だ。
サマーインターンのあとは、内定までの時期別コンテンツ実施などの体験設計を行い、サマーインターン参加者を対象とした10~11月の早期選考や配属確約などが入社意思決定の鍵となる。本資料ではこうした調査結果を踏まえ、製造業の視点から理系学生採用のポイントについて、事例を交えて紹介する。