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Winbond Electronics Corporation

製品レビュー

Winbond Electronics Corporation

Octal NORフラッシュで実現する400MB/sの高速読み出し、その特長と活用メリット

コンテンツ情報
公開日 2025/05/12 フォーマット URL 種類

製品レビュー

ページ数・視聴時間 17分33秒 ファイルサイズ -
要約
 組み込みシステムにおける不揮発性メモリのトレンドとして、コードやデータのサイズが増加するにつれ、MCUでも外付けフラッシュメモリ(NOR)を使うケースが増えている。また、MPUではより大容量のメモリが求められるため、NANDを採用するケースが目立ってきた。将来的には、MPUに統一され、NORおよびNANDの容量もそれぞれ2Gbps以上が求められると予測されている。

 こうした流れを受けて、外部フラッシュメモリには高速読み出しの要求が高まっている。これに伴い、クロック周波数の上昇やI/O数の増加が顕著になっている。そこで、昨今注目されているのが、Octal SPI DTRだ。本動画では、Octal SPI DTRに対応したNORフラッシュメモリを紹介する。

 Octalインタフェースには3つの規格があるが、その中でQuad SPIに最も近いのがXccelaFlash規格だ。本メモリはこのXccelaFlash規格を採用しており、400MB/sの高速読み出しを実現している点が大きな特長だ。また、最小VCC(1.65V)に到達してから10μs経過後に読み出しが可能な点もメリットといえる。さらに、特別なコマンドを使用せず、VCCを遮断するだけでパワーダウンできる。ECC/CRC機能を搭載しているのも特筆すべき点だ。