企業が的確に人材を獲得するには、学生の就職活動の動向を把握することが欠かせない。活動開始の時期やインターンの参加率は毎年変化しており、企業はこのような動向をいち早く捉えて採用戦略に反映させる必要がある。
そこで参考となるのが、本資料だ。資料には、2026年卒業予定の理系院生1519人を対象に行われた調査の結果が記載されており、この内容から就職活動の早期化が一層進んでいることが分かる。修士1年の12月時点で22.5%が内定を獲得し、3月には73.9%が内定、64.6%が入社先を決定していた。
また、自主応募が47.8%を占め、学生が自ら情報を集めて選択する傾向が強まっている点も注目される。さらに、インターン参加率は約60%と高く、企業選定に大きな影響を与えている。内定承諾の判断では、待遇や社風に加えて職種や勤務地の確約が重視され、確約がない場合は約68.4%の学生が承諾に迷っている。採用実務に直結する情報が多く盛り込まれているので、ぜひ参考にしていただきたい。