EVをはじめとする電動化の進展により、駆動源となるバッテリーには、これまで以上の高い性能と信頼性が求められている。バッテリーメーカーは、このような要求に応える一方で、競合他社よりも早く製品を開発・リリースしなければ、競争力を維持できないというプレッシャーにさらされている。
性能と安全性を両立するには、温度や高度の変化によって生じるバッテリーパック内の圧力差を適切にコントロールする必要がある。しかし、従来のベントソリューションは、パック内の限られたスペースへの実装が難しく、設計が複雑になりやすい。そのため、試験や設計に多くのリソースを要する傾向があった。
本資料では、バッテリーの高性能化に伴い厳格化する通気要件と、これに起因して迅速な製品展開・量産化への対応が難しくなっている現状を解説している。その上で、このような課題を一挙に解消し、設計の簡素化とトータルコストの削減を実現する最新のベントソリューションを紹介している。