自動車の電動化や電子制御化が進むにつれ、バッテリーやセンサー類を保護するのに欠かせない存在となりつつあるのが、メンブレン(樹脂膜)方式のベント(通気弁)だ。しかし近年、体長約1.5ミリの微小なヒメアリ類がメンブレンをかみ破り、内部回路が故障する被害が増えている。
この事態への対処方法としては、目の細かな金属や樹脂のメッシュでベントを覆う方法があるが、小さな隙間からでも入り込むヒメアリ類の侵入を防ぐには、目詰まりしやすい微細なメッシュが必要で、頻繁なメンテナンスをしなければならないという課題がある。そこで注目したいのが、通気口となる本体とキャップの隙間を300μm未満に設計し、ヒメアリ類の侵入を物理的に阻止するベント製品だ。
同製品は、通気性や透湿性、防水・防塵性は損なわずに虫の侵入対策を施した、新たなジャンルのベントとして注目されており、小石や砂粒の衝突、洗車時の高圧水流からもメンブレンを防護できるなど、さまざまな効果が期待できるという。本資料で、その実力を詳しく見ていこう。